宇賀神電機古河工場は、通産省指定の「配電盤茨城団地」内に昭和39年に建設されました。宇賀神電機の製品の多くは、この古河工場で生産されています。約2000坪の敷地に250坪の工場と従業員用の社宅と寮が立ち並びます。それまで不可能だった大型機械も受注できるようになり、ここで名だたる施設のキュービクルが生み出されています。
配電盤茨城団地は、高度経済成長期、急激に拡大するキュービクルの生産需要に応えるべく、宇賀神電機が中心となって在京の配電盤製造とその関連団体に呼びかけて発足した工場団地です。茨城県で初めての中小企業高度化事業(工場集団化)による助成を受けた工場団地であり、かつ通商産業省(現経済産業省)の指定モデル団地として建設されました。工場用地として5万坪、社員寮や社宅用地として2万坪、さらに幹部の住宅地として2万坪の合計9万坪という大規模なものでした。現在では配電盤だけでなく、製材、食品、印刷、シート製造など、様々な業種の企業が加わり、愛称「テクノパーク古河」として、600人以上もの人が働く工場団地として運営されています。
平成19年2月、宇賀神電機は中国現地法人・宇賀神(天津)有限公司を設立しました。
設計、製造機能を持ち、東アジア進出のための旗艦拠点として重要な役割を果たしています。