取締役 副社長 宇賀神 達也
宇賀神電機は、2027年に創業100年を迎える配電盤メーカーです。私たちの製品は、著名な建築や公共施設をはじめ、学校、病院など多数の施設に納められ、長きにわたり電力供給の一翼を担ってきました。
当社が創業以来、安定的な業績を維持しているのには、ふたつの理由があります。ひとつは、電気設備というインフラ事業を長年展開してきたことで、社会に必要とされる確かな技術の蓄積があること。もうひとつは、キュービクル式高圧受変電設備という“配電盤のスタンダード”を生み出した業界内でも稀有な存在であることです。一般施設で電気を使用するためには、電線を通じて送られる高圧電流を受電し、変圧する設備が必要となります。従前、こうした機能は電気室内に設置されていましたが、それらを一体化し、ひとつのハコとしたのです。1954年に当社が発明したこの製品は、博覧会で好評を得たのちに認知が広がり、今ではキュービクル式が国内で主流の設備となっています。
当社がつくるこうした製品は、一品一品がオーダーメイドです。一つひとつの建物が違うように、キュービクルのなかに入る機材も、たとえば工場とオフィスビルではまったく異なり、担当する仕事のスケールもさまざま。配電盤というブレない軸を持っているため、まさに専門分野で頼られるエキスパートをめざし、腰を据えて仕事に取り組むことができるでしょう。じっくりと電気の技術を学ぶことができ、さらには自分が関わった仕事を世の中に形として残していける――ものづくりの醍醐味を味わうことのできる、電気好きにはたまらない職場です。
“今後も、業界を牽引していけるような会社であり続けたい”という気概のもと、現在若い世代への技術継承を進めています。たとえば本社の設計部ですと、入社3年未満の若手技術者が1/4ほどを占めており、皆で試行錯誤しながら経験豊富なベテラン社員にサポートを受け、少しずつ活躍の場を広げているところです。
これらの先輩に続き、創業100年、さらに次の100年へと、将来の宇賀神電機をともに担っていける若い力を、私たちは求めています。確かな技術のもとにリーダーシップを発揮し、経営や会社の運営に携わっていただくチャンスもあるでしょう。
専門知識は入社してからじゅうぶんに学べます。会社の新たな時代を作っていくという気概ある方の、意欲溢れる応募をお待ちしています。